2022年9月19日月曜日

vol.31 生後6ヶ月という呪いの言葉。

 6ヶ月。。。

生後6ヶ月経ちました。


この「6ヶ月」というワードは私にとって重く、この日を迎えるまで、本当に長い道のりだったなと。6ヶ月は私の「卒乳」の意味。


過去にも書いたように私はディーマーが酷く、私にとって授乳は苦行でしかなかった日々。更に、1人目(ミニモニ)の時はおっぱいに上手に吸い付いてくれなかったので、搾乳して哺乳瓶であげるという二度手間コース。新生児育児系の写真でよく見かける、赤ちゃんを腕に抱き、乳房から母乳を飲ませるあの母子の姿とは真逆の世界で私は2人の赤ちゃんを育児をしてきたわけなんですが、その日々からもいよいよ本当に解放される。


因みに2人目(プチモニ)のディーマーはミニモニよりも比較的軽く、私の覚悟もある程度決まっていたので、割とスムーズに授乳は始められたと思うのですが、プチモニの吸い付きは過去の例とは真逆で、物凄い勢いで吸いつかれ過ぎて、産後1週間にして主力の右房が流血。ちゃんと吸ってくれた!という過去のトラウマを乗り越えられた嬉しさ反面、これでは6ヶ月は持たないと、結局、再び搾乳して哺乳瓶コースへ・・・


そもそもなぜ6ヶ月かといと、これも私と旦那はんとの決め事で。旦那はんの家族は母乳推奨派な為、粉ミルクの導入は混合は3ヶ月くらいからで、完ミ(全部粉ミルク)はせめて6ヶ月からにして欲しいと。そういった理由で私も必死に「6ヶ月」というワードにしがみ付いてここまで来ました。私自身は粉ミルクでも母乳でも、各家庭・・・各ママさん、ベビちゃんたちに合うベストな方法を選べばいいとそう思っています。


搾乳からの哺乳瓶での授乳コースって本当に時間が取られてしまうんですよね。やっぱりこれが一番私の中では今回辛かったかなと。搾乳で1時間からの授乳で30分。これを1日に多いときで6回以上。つまり9時間は拘束されてしまう。自分の時間なんてぼほ無いに等しいです。

「私は電動搾乳機につながれた母乳人間。このチューブから逃れる事はできない・・・泣」


とディーマーの鬱加減も重なってそれはもうよく絶望していました。こうやって書いていると笑ってしまうような台詞でも当時は本当に辛くて仕方なかった。


それでも、終わりは訪れるんですね。

ミニモニが生まれてからの180日間。そして

プチモニが生まれてから180日間。毎日欠かすことなく搾乳を続けました。

嗚呼、よく頑張ったな。

私はこの日々をきっと一生忘れる事はないんだろうな。


辛い日々もいつかは終わりを迎えるし、

頑張って続けたおかげで、物事を習慣化させる術や心の強さも手に入れる事ができました。なにより、娘2人共が元気にすくすく育っている。

そうなの。人間2人育ててるんだもの。

自分の時間なんてあとからいつでも足してゆける。


達成感はその粋を越えると言葉にできない。ただ本当に涙がでるだけ。

ずっと繋がれていた電動搾乳機にお別れを告げて、私はまた次のステージへ。


とりあえず・・・呑むぞ!



2022年8月3日水曜日

Vol. 30 1人から2人の子育てになるってやっぱり大変?

 祝!30投稿。

気まぐれな私がここまで書き続けられるというのはとてもレア。

2人目が産まれた時点でもブログサイトを新設しようか迷ったのですが、今まで書き続けた記事が懐かしくもあり、もう1人目の育児をあの新鮮な気持ちのままか書ける事はないだろうなと思ったので多少のブランクはあれど、過去の記事も大切にしつつこのまま続ける事にしました。

さて、そんな1人目育児の過去記事を懐かしく読み返して思うのは

ー1人目と2人目の育児って違う?

ー1人の子育てから2人の子育てってやっぱり大変?

これは、私が2人目を妊娠中に一番聞きたかったことでもあります。

やっぱり、不安だったんだろうな。(もう既に遠い昔のことのように感じてしまう。)


2人目が4ヶ月になったいま、感じることを思いのまま箇条書きにしてみます。

ー2人目育児

●出産→産後の回復→新生児育児のインパクトは1人目の経験上、比較的精神面ではマイルドでした。(比較的*と書いたのはまた別途で書きます。)今回も帝王切開だったので入院は5泊6日予定でしたが、思い切って病院のオプションプランをお願いして5泊中の2泊はホテルのスイートルームでプチモニとのんびり過ごしました。

●新生児育児を1人目より不安にならず、もっと力まずに楽しんで赤ちゃんに接する事ができました。不思議なことにやっぱり頭が慣れている・・・というか鍛えられているせいか、1人目よりは寝不足もあまりキツい辛いとは思わず、むしろ率先して夜勤もこなせる自分がいます。

●私の場合、長女のミニモニが赤ちゃん返りがなく、とにかく率先して育児を手伝ってくれる子なので、私にとってもミニモニにとっても更にベビにとっても有難い!(たまに加減が分からないところがあるのでちゃんと見ておかないといけないけれど)

●準備するものが圧倒的に少ない。2人目も女の子だったので余計に楽でした。本当に何も買い揃える必要がなかったです。2人目が妊娠できるか分からない中、何度も捨てちゃおうかと思っていたけれど、こうなると取っておいて良かったなと。

●1人目の時はすぐ大きくなるから!とあえて買わずにいた新生児サイズのお洋服を沢山買っちゃいました。私にとっては最後のベビちゃん!せっかくなら着せたい!という気持ちの変化がありました。

●2人の育児は良くも悪くもとにかくあっという間に日々が過ぎていってしまうので、気づけばプチモニの1ヶ月の足型プリント記念も、お喰い初めも、やる暇もありませんでした。ミニモニの時はやったのに。。。ごめんよ。今からでもやるかなぁ・・・。

●気をつけなければと思いつつもどうしても1人目と比べてしまう。今はまだプチモニは4ヶ月で覚えていないと思うのですが、物心つくころまでには私のこの比べてしまう癖も直してゆかないと・・・長女も次女もそれぞれの個性を持った子!

●辛くはないのですが・・・そうはいっても睡眠時間を確保するは1人より2人育児の方がやっぱり大変!1人目育児では夜勤があって眠くても朝寝坊できたので睡眠確保はやりやすかったのですが、2才ミニモニは目覚ましのように朝6時にパチーっと起きてくるので大変。基本いつも寝不足です。

●2人を連れての買出しは…ムリ!私も寝不足で頭も働かない中、ベビを抱っこもしくはベビーカーに乗せ、ミニモニの手を引いて何かするというのは自分でも危ないなと思っているので、基本買出しはデリバリーかミニモニが保育園に行っているときにしています。2人を連れてゆく時は公園くらいかな。


今はまだプチモニも寝返りができるかできないか位の赤ちゃんですし、ハイハイするようになればまたそれはそれで大変な時期になるでしょうし・・・長女次女が5才2才くらいになるまではまだまだ試練の日々かなと。


でも、妊娠中に「2人の育児なんて、私、どうなってしまうんだろう」と思っていたときよりも渦中にいる方が全然不安や大変さなんて感じません。もうやるしかない!

私も完ぺきなママじゃない。

不機嫌になってミニモニにキツくあたるときもあれば、寝不足が限界に達してミルクあげながらボロッボロ涙零していることもあります。凸凹の育児の日々。

それでも、毎晩ミニモニに「アタチの面倒見てくれてありがとう」と言われたり、プチモニのあの赤ちゃんのふわっふわな肌に触って笑ってくれたりすると、もうそれだけで幸せ。命かけて産んで、体張って子育てしている私は、自分だけでは越えられない自分を越えて、もっともっと強くなる。


子育ては続くけれど、子供の成長は早いことも確か。

1日1日育児に奮闘しながら、愛してゆこう。


2022年7月20日水曜日

Vol.29 飛び級のメリットデメリット

オーストラリアは4学期制。

それぞれの学期の間に中間休み2週間程度を挟み

クリスマス休暇(こちらは季節が逆なので)いわゆる夏休みは一番長く4週間程。

私が以前勤務していた幼稚園はこの州のカレンダーには合わせて動いてはいたのですが、

現在働く保育園では基本的に学期間のお休みはなく、年中稼動。保育園のオーナーと園長先生の計らいでクリスマス休暇は2週間程は皆同時に取れるようになっています。

● ● ●

さて、前置きが長くなりましたが、なぜこんな話題をというと、

ミニモニが3学期から本格的に上のクラスに上がったんです。

まぁいわゆる飛び級です。

ミニモニと私の勤務先でもある園はたった2クラスしかないめずらしい保育園で、レッジョエミリア式を基本とし、モンッテソーリ教育もとり入れつつと、カリキュラムも充実。スタッフも長く勤務しているベテランの保育士ばかりでチームとしての結束も固く、入園している子供達の家族や地域のコミュニティともしっかりと交流があり、その一員として働く私としても、とても素晴らしい保育園だと思っています。

そんな、保育園にいるミニモニ2才半が通うのは15ヶ月から3才までのクラス。今年でミニモニは2年目で、クラスの中ではお姉さん。小さい子達の面倒もみつつ、他の同い年のお友達とリーダーシップをとりつつ過ごす日々。私は今年に入って最初の3ヶ月のみ勤務し産休に入ったので、その後もさほど心配せず、安心して新生児育児にあくせく過ごしていたのですが、

5月頃から、ふと、ミニモニの自己主張や癇癪がエスカレートしてゆくのに気づいた私。次女のプチモニも生後2ヶ月で、赤ちゃんがえり?嫉妬?・・・とまぁ2才児でイヤイヤ期真っ只中だし。と広い心で?(と言いたいけれど結構なガチバトルな日もアリ笑。)受け止めてきましたが、6月に保育園の園長先生から打診が。


ーミニモニちゃん、今のクラスが簡単すぎて、エネルギーを持て余している感じがするの。(つまり、クラスに慣れきってふざけてばかりいるのでしょう・・・)彼女は自己主張もコミュニケーションもしっかり出来る子だし、大きい子に混ざって遊んだり学んだりする方が刺激になっていいのでは。


上のクラスは3才から5才クラス。2才半のミニモニは最年少中の最年少。


ちょっと考えさせて下さい。とその場で返答はせず、少し考えを整理してみることに。

私の上司でもある園長先生の考えを私は絶対的に信頼していて、彼女の言う事は的を得ている。けれど、私が保育士としてみてきた上のクラスはとにかく自己主張していかないと生きてゆけない世界。クラスの子供の数も12人からほぼ倍に増え23人。何か先生にして欲しいときも、何か困った事があったときも、全部自分から積極的に動いていかなければならない。

お弁当が自分で開けられない

お昼寝用のシーツが上手に敷けない

スニーカー靴が履けない

先生の指示が複雑で分からない…などなど

上げればキリがなく、

できない自分に押しつぶされてせっかくの自信がしぼんでしまうのでは・・・と想像して不安になる私。

けれど、今のクラスで女王さま気取りでおふざけしてばかりもどうしたモノか・・・確かに前途したように、家でもエネルギーが有り余っている感じがじていたし。

考え抜いた結果。


よし。チャレンジさせてみよう!


ミニモニの性格的に、周りの目や物事に対して過敏な子ではないし、私なんかよりずっと逞しいし、問題が起こったり失敗しても引きずらない。

何より、経験させてみなければクラスに合う合わないは分からない。ならば飛び込ませてみよう。

そして、あえてミニモニには意見を聞かなかった。聞けば「今のクラスのままがいい」と言うに決まっているから。そりゃあそうだ。人間格別に居心地の良い場所から抜け出すなんてなかなか出来ない事だから。

なのでミニモニには

ー新学期から上のクラスに行くよ。今のクラスのお友達に会いたいときは会えるように先生達にも言っておくからね。


とだけ伝えておいた。ミニモニは、ん?という反応でその時はよく分かっていなかった。


● ● ●


新学期が始まって、最初の2回は前のクラスが良い。とクラスで泣いてしまったよう。まあ、予期はしていたけれど、お隣のクラスとはいえ、環境が変わりクラスの面積も広いし、他の子は大きい子達ばかりだし、コミュニケーション力も強いし、学ぶカリキュラムも複雑で、圧倒されたのだと思う。

それに、上の子たちから面倒見られる立場に置かれて、プライドが傷ついたのもあるのだと思う。我が子ながら想像できる。。。屈辱!的な笑。


ただ、ここが私達の保育園の良いところで、園長先生が時々、ミニモニの様子を見に行ってくれて、状況をメールで私に教えてくれたり、更には前のクラスの保育士(同僚)がミニモニとランチを一緒に取ってくれて、よく頑張っているねと褒めてくれたり、いろいろと動いてくれていたよう。

私が迎えにいけば、4,5才の園児たちがミニモニちゃんは今日はこうだったよああだったよと沢山教えてくれる。いい先輩たちじゃないか!笑

そんな素晴らしいサポートもあってか、クラスを移動した最初の頃から家に帰っても特に「いやだ行きたくない」と言う様子もなく、なんだか彼女なりに真剣に向き合っている姿勢が感じ取れた。

そして、1日また1日と日々を重ねるごとに、少しずつ変化が。


まず、語彙力とコミュニケーション力が格段に上がった。とにかく家に帰ってきても今まで以上に話したい!という意欲が感じ取れる。合わせて、レゴを自分でやってみたり、パズルも難しいのがやりたいと言ったり、ごっこ遊びも急にレベルが上がった。それに、やっぱり相当なエネルギーを使うようで、良く食べるようになったし、「疲れたのでもう寝る」と早々にベッドへ。癇癪を起こす暇も無いよう。顔つきもキリっとしてなんだか生き生きしてきた。

上のクラスの先生に聞くと

ーミニモニちゃん。すごく頑張っていて感動しちゃう。私達も意識して「自由に好きな事で遊んでていいよ」という時間もあたえているんだけれど、「ううん。わたしは大きい子たちと一緒にいる。(レッジョ式)プロジェクトをやる。」と大きい子達に率先して混ざっていくんです。

と言っていた。


ちょっとコレには感動。

たった2年半しか生きていないのに

私なんかよりずっと強くて逞しい子じゃないか!

ミニモニの可能性に賭けてみて正解だった。

娘のことは私が一番理解していると思っていてもやっぱり不安だった。

ミニモニのおかげで母親としても自信がついた。

嬉しいなあ。ありがとうミニモニ。

なにより、この判断をサポートしてくれた保育園のチームの皆にも感謝しきれない。


頑張れミニモニ!私もミニモニに負けないように、

人生にチャレンジして、

自分を成長させるよう頑張るよ!



またまた長くなってしまいましたが、読んでくれてありがとうございます。


2022年6月24日金曜日

Vol.28 バイリンガル育児とひと括りにしても

 2才半を過ぎてからミニモニの寝言が英語なことに気がついた。

そうか、この子の第一言語は英語で固まりつつあるんだなと思いならが、その昔、英語を一生懸命勉強していた私にとって、英語を話している夢をみることや寝言は、そこまで自分の脳に英語を叩き込めたのかとご褒美のように嬉しかった事を思い出した。


バイリンガル育児。


ひと括りに言っても、それはかなり個々それぞれにペースもやり方も言語比率もバラバラで、子供の素質まで合わさると、これという王道な正しい行い方も分からない。


ミニモニの場合、英語が第一言語で日本語が第二言語。


1才の頃は私も気をつけてなるべく日本語でと積極的に話しかけていたけれど、彼女が私の保育園の私の受け持つクラスに本格的に入園してからはそれも難しくなってきてしまった。というのも、他のクラスの園児たちに私は英語で話しているので、ミニモニもあれ?ママ英語喋れるんじゃん!という理解に。


更に言えば、この1年で私も少しバイリンガル育児に迷いが生まれてしまっている。


例えば、保育園の隣のクラスの4・5才児の英語力をみていると、とにかく言語能力の基準が高い。子供達の中には物事を論理だてて自分の主張を訴える。ディベートもお手の物な園児達が多く、自信に満ち溢れている。

それならば、今は第一言語の英語に集中させたほうが良いのではないかと思い始め・・・

けれど、周りの特に日本人のママさんたちからはもったいない!と言う声も。確かにそうでもある。私だってミニモニに日本語は忘れて欲しくない。なので、今でも日本語の絵本は一緒に読むし、ミニモニも日本語の歌を楽しく聴いて歌ったりしている。

ちょっとしたオノマトペ用語や相槌なども日本語。簡単な日本語なら聞き取れる。返事はほぼ英語だけれど理解力は付いてきていると思う。当たり前だけれど、日本語が第一言語の2才半の子供のそれと比べると格段に差はある。

そもそも、私はなぜミニモニに日本語を忘れて欲しくないのか。その問いを探求すると、親のエゴも多少はあるとして、やはりミニモニのアイデンティティには日本人が入っている。その部分を誇りに思う・・・とまではいかなくとも、愛して欲しいし、それが自信に強みに成って欲しいと願うからなのかも知れない。


言語は文化。


これは、私が英語学習を長年するうえで身に染みて感じてきたこと。言葉を知る事は、文化を知る事に直結する。


でも、どう舵を切っていいものか・・・と悶々としていた時に、ふと、東洋経済のキャリア相談で「帰国子女はどう生きるべきですか?」という記事を読んだ。

その返答されていた方のアドバイスに私は衝撃が走った。

以下、その返答の一部を抜粋します。

【まずは結論から言います、日本語を勉強しましょう。正しい日本語を正確に使う習慣をつけましょう。~中略~文中で「てにをは」が重複している箇所が見受けられます。文章を書いたら必ず見直しましょう。】

なぜ、こんな細かいことやニュアンスを気にするかと言えば、メインの思考を司る言語がしっかりしていなければ、深く考えることができないからです。質問者の方は母国語が英語なのかもしれませんが、もしも日本語であれば母国語を大切に扱いましょう。「帰国子女だから日本語(母国語)が少しおかしくて」と言う人に、マザーマーケット(日本)で丁寧な仕事はできませんし、複雑なビジネススキームに関する議事録も任せられません。


どうしてこんな当たり前のことに気づけなかったのだろう!


私自身もバイリンガル。けれど第一言語は圧倒的に日本語。それは勿論、日々の思考も、本の読むことも、書くことも日本語のほうが強く、物事を探求する力を日本語で身につけてきた。そして、その深さこそが私のアイデンティティを作っているとも言える。


中途半端に圧をかけ、2つの言語を同時進行で50:50に進めてゆくよりは、母国語を極めることをサポートしつつ、第二言語は楽しくをモットーに学んでゆければよいのではないだろうか。


因みに、私が英語が好きになったきっかけは、母に連れて通わせて貰った英語教室で外国人教師と歌を歌ったり、ゲームをしたり、そこから洋画や洋楽に興味を持ち、この人達はインタビューでなんていっているのだろう?歌詞の和訳や英語の字幕なしで理解したい!というモチベーションからだった。


私もまだまだバイリンガル育児に関しては初心者。この考え方が正しいのかも分からない。完全に模索中。でもそれでよいと思う。ミニモニの性格や言語との相性もある。一緒に歩んで行ければいと思う。舵を取るときはミニモニと一緒。


唯一、私の母親が英語が話せないので、そこだけがちょっと残念かなと思っていたけれど、私の母親は母親で「別に日本語喋れなくてもいいじゃない!英語で暮らしているんだから!そんなこと心配しない方が良いわよ。」と思い切り前向きに背中を押してくれたので、少し心も軽くなった。


育児に悩みは尽きないけれど、私と言う人間も母親として成長させてくれている。


それ以前に、ちゃんと日本語英語に関わらず、ミニモニとコミュニケーションをする時間、絵本を読む時間、遊ぶ時間もちゃんと取ってあげないと。そこからだわ。


長くなりましたが、読んでくれてありがとうございます。



2022年6月18日土曜日

Vol.27 死ななかったけれど心が死にかけた

 元気に再スタートを切ったと思えたのにいきなり2週間空きました。

というのも、長女ミニモニがおそらく彼女史上最悪の風邪を引いてしまって、

もうとにかく大変でした。

ミニモニは喉が腫れて声がかすれるところから始まり、止まらない、そしてだんだんタンがからむようなイヤな咳。ついには発熱…が4日も続き可哀想な状態に。

(因みにコロナではありませんでした。)

ふつう母親なら「変わってあげたい・・・」なんて思うのかも知れませんが、

私の場合は「いや、絶対に変わりたくない!健康であり続けてこの子を治さなくては!」と必死に風邪菌防御の日々。

更に言えば、まだまだ小さい生後2ヶ月の次女プチモニもいるので、

健康維持を最優先で生きていました。

保育園も1週間以上休ませることになったので、

家事育児もちろん何処に行くにも2人連れてなので神経張り詰めての日常生活。

とくに買出し時の駐車場とか怖かった・・・車があちこち行き交う空間でプチモニを降ろしてベビーカーに乗せ、乗せたベビーカーに気を配りつつ、ミニモニを降ろして手を掴み・・・その状態でどっちもグズられると無性に泣きたくなってしまったり。

そんな時は、早くいい思い出だったわと懐かしく思える位まで一気にタイムリープしたくなりました。本気で。


2人目の妊活中~妊娠時期にかけてよくふと

「2人目の授乳生活できっと睡眠時間取れない上に1人目が病気になったりしたら私死んでしまうのではないだろうか・・・」と

そこが唯一の不安だなあ。なんて思っていましたが、

現実を目の前にして挑まざるおえなくなったこの状況。結果論から言うと、こうしてブログにも書けているので死にませんでした(苦笑いも込めて。)

今現在、ようやくミニモニも咳が残る程度で、夜もしっかり寝てくれているし、保育園にもようやく復帰できています。そしてこのタイミングでプチモニも長く寝てくれるようになってきたので、夜通し寝てくれる日も近いのではと期待しているところ。

そう。死ななかった。

けれど、少し怖い事が起きて。

一時期、疲労が限界に達したようだったのですが、勿論、育児を休む事はできず。どうやら私、無意識に「疲れた」「眠い」という感情をどこかで遮断したようで、

夜中にふと搾乳をしながら、

ーあれ?なんかここ数日、なんにも感じられないぞ。楽しいとか美味しいとか。笑顔を作って1日をこなしていても、心が育児が空洞化してしまっている。。。

ヤバい。

この時点で自分を顧みることができたのは良かった。ちょっと自分のオカシイな。に気づけた事。ここで気づかなかったらきっと私は鬱に成ってしまっていたと思う。


そこからはとにかく必死で好きな本や漫画や音楽や食べ物や、とにかく「心に響くもの」を追いかけて行ったのですが、唯一私の心を引き上げてくれたのが、なぜか、


浦沢直樹作品 漫画 「MONSTER」でした。

 


読んだことの無い方にお伝えすると、

これは前向きな感情を探し求めて辿り着く作品ではなく、むしろ真逆・・・

読んでいると「絶望」や「混沌」、

更に言えば「殺人鬼」「虐待」なんてゆうキーワード溢れる物語なのですが、

なぜか私の心に響いてくれて。

私はようやく私を取り戻す事ができたのでした。

おそらくその混沌とした絶望的な物語から光が差して

生きる強さや、心の重さをしっかり感じられる作品だったからかもしれません。



全18巻、読了した時、私は母としてまた強くなっていましたよ。

来週からはまた穏やかな日々が戻ってくることを願って。。。


2022年6月2日木曜日

Vol.26 【心機一転】2人目産んで戻りました。


お久しぶりです。

そして初めましての方は初めまして。

一年以上の空白を経て2人目を出産して再び書くことに戻ってきました。

6月は色々新しいこと始めるキャンペーン中なのでいつまで続くか分かりませんが、とりあえず、タイピング慣らしも兼ねて書き連ねてゆこうと思います。お付き合いくださいませ。

ヘッダーが令和元年ベビ産みましたってなっているけれど、今年が令和4年とか本気で驚いている。海外に住んでいると本当に年号を使わないので、ふとした瞬間に書く機会があるとタイムリープしたような感覚に陥る。こうしてPCでタイプする分には問題ないけれど、やっぱり日本語を実際に手で書くと漢字も言い回しもまぁ出てこない出てこない。。。


そんなことは置いておいて


この空白の期間中にワタクシ2人の娘のママに進化しました。これにも本当に長い道のりがあったのですが、経過をすっとばして公言させて頂くと


2人の娘の母って最高。


次女(以下はプチモニと呼ばせて頂きます。)は先日2ヶ月になったばかりなので、まだまだ夜中の授乳はもちろんまだまだ新生児育児なので、私も絶賛寝不足中ですし長女(こちらは引き続きミニモニと呼びますね)は絶賛イヤイヤ期真っ盛りなので、なにがそう「最高!」とさせているのかは分からないのですが、なんだろう。私のお腹から出てきたあの眩い2つのエネルギーの塊をそれぞれ両手に抱えると自分史上最高に満たされた気分になるんですよね。そして根拠無く、自分最強!とも思えてきます。


以前、保育園のママさんで、その方もお子さんが2人いらっしゃるのだけれど、子供のお迎え時の雑談で「ねぇモニカ先生、」と始まり


ー子供ってこの世で一番美しい呪いだと思いません?


と言われてゾワゾワっとしたことを覚えている。正にその通りだと思ったから。どんなに日論困憊にされようが万年寝不足イライラ、ホルモン急上昇急降下、白髪増える髪抜けるわ、とにかく自分の時間が取れないわと不満を言えばとめどないのに、いざ、一人の時間が奇跡的に取れると、人との会話は娘たちのことだし、娘たちのことが気になってしょうがないし、なんなら早くお迎えに行ってしまったりして・・・


これを「愛」と呼ばずして何と呼ぼう?


愛は美しい呪い。呪いをかけた魔女は他でもない私自身。この呪いから解放された時、私に見える景色はどんなものだろう。長く続く子育ての中で「母」という意味が自分なりの答えが見えてくるのだろうか。とりあえず今分かることは、私はまだよーぃドン!くらいの場所にいることだろうか。


これからも「母になる」日々をマイペースに綴ってゆきたい。

読んでくれてありがとう。