2020年11月28日土曜日

Vol.22 いい子いい子なんて大嫌い

 11月が終わってしまう。

とにもかくにも1記事くらい書けてよかった。

やっぱり年末が近づくと1ヶ月が飛ぶように過ぎていってしまうね。

ミニモニは11月の始めからトコトコと歩き出し、

もうここ2,3日はハイハイすることも忘れかけているよう。

歩き出してからの・・・というか1才になってからの彼女のありとあらゆる面での成長が著しく、気が付くと

「え?それもうできるの?」 

「え?それもう言えるの?」 

「それもう食べれるの?」

の連発で、母親の私でさえこの勢いに付いてゆけない。でも、コミュニケーションは明らかに取りやすくなったので、非常に助かっている。


そんなミニモニの最近の不意打ち。


私がよくできました~いい子ね~とミニモニの髪を撫でることをよくしているからか、

夜、寝かしつけようと抱きあげると、


ぽん ぽん。


とミニモニが短い腕を伸ばして私の頭をやさしく撫でた。これを書いている今でさえも泣きそうになるのだけれど、

ミニモニの小さな手から愛がぶわーっと溢れ出ていて、

ミニモニがはっきりと意思を持って

私に「いい子 いい子」をしたのだと分かった。


私のことを昔からよく知る友人達はわかっているのだけれど、

私、人から(特に男性から)頭をぽんぽんされるのは死ぬほど嫌い。どんなにイケメンが頭をぽんぽんしてくれても嫌悪感しか沸かないと自信を持って言える。


なのに、この頭ぽんぽんは別格だった。


「母親失格」なんてレッテルを貼られた日々が一気に肯定された気持ちになった。


なんて言うのかな。


こう・・・心にあったどうしてもぬぐえない

「私は良い母親になれているのだろうか」という

自分に問いても誰に聞いても貰えないその答えを、

あのミニモニのぽんぽんは体現していた。


ミニモニを前にして涙が止まらなくて、

そんな阿呆ヅラな私を見てミニモニはケタケタ笑って、

なんだこれもう。意味分からん。

みたいな。


彼女のそして私の、私達の、ほんのひと時の出来事だったけれど、


それは、確かに

私が生まれて初めて貰えた娘からの

「ありがとう」

だった。



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