2020年10月13日火曜日

Vol.21 8月のトラウマ

 前々回の思わせぶりな記事。の続きを少し。

ミニモニも無事1才になって10月入りようやく気持ちも穏やかになったしね。

8月はなんだか周りの人の色んな転機が怒涛のように押し寄せて、

話を聞くにしてもすごくエネルギーがいるハイカロリーな案件ばかりの日々だった。

● ● ●

私の勤める職場の保育園の園長先生のお父さんが急に亡くなった。

その影響で仕事のシフトをカバーしなくてはならなくなったりして、

仕事と育児の両立をなんとかバランス保ちつつ働いていると、

今度は職場の同僚の親友が自殺。

園長先生や同僚に顔を合わせるたびに話を聞いて言葉を選んで、

保育園の楽しいオーラを消さないようにいつも以上に頑張っていた日々。

そんな矢先、

保育園で私が2才のときから面倒をみてきた女の子、今は4才の子が

急な脳出血で緊急入院。今は無事に退院したけれど、

その知らせを聞いたときは倒れそうになった。

だってその子が初めて入園した日の事も未だにありありと覚えていて、

お母さんとお別れして悲しそうなその子をいっぱい抱きしめてあげてた事。

懐いてニコニコ甘えてきたり、上の子のクラスに移っても顔をのぞかせてくれたり。

泣いてはいけないと、親御さんの前で毅然と話をするのがやっと。

もしミニモニが…ともやっぱり考えて凹んでしまったり。


そして、私がオーストラリア生活で

もう5年以上とても仲良くしている日本人のお友達が、

オーストラリア人の彼と5年の付き合いの末、別れてしまった。

これも精神的なダメージは大きかった。

彼と付き合い始めた時のことも知っているし、カップル同士ででも仲良くしていたし、

本当にカチっと当てはまるような、

お互いに無くてはならないような恋人同士だったから。

「私のことで悲しまないでね、いい別れ方ができたから」

と言ってくれたけれど、

友達の事を想うととても辛かったし、

なにより「コロナが落ち着いたらこの街を出るわ」と言ったことも切なかった。

海外に住んでいると日本人のお友達との出会いと別れは多くあるけれど、

彼女はずっとこの街にいると思っていたからなおさら。

やっぱりお別れには慣れないものね。

とまぁ、

こんな8月を終える頃には私もミニモニもすっかり体調を崩してしまっていました。

この8月で学べたことは、

とにかく自分の幸せにフォーカスすること。

これは決して我がままではなく、

相手のエネルギーを受け取ってきちんと対応できる為にも必要な事。


みんな、このコロナウィルスとの生活で溜まった膿が

なんらかの形で出てきてしまってしまのかな。


今年ももうあと3ヶ月。

穏やかに幸せに過ごしてゆけるように

私も日々、健康第一で仕事と育児、それに夫婦関係のバランスを取りつつ

元気に楽しくいこう。


2020年10月6日火曜日

Vol.20 そして、母になって1年目。

ミニモニが無事1才になりました。 

私も母親になって1年。

1才のお誕生日前の数日は写真を見ながらかなりおセンチになっていました。なんという濃密な1年だったんだろう!

大変だったかと聞かれれば大変だったし、楽しかったかと聞かれれば楽しかったしけれど、そんな単純な言葉で片付けられないほどの喜怒哀楽が駆け抜けていった1年。

こんな感覚、一生に一度味わえるか否か。本気でそう思えるほど。

例えられないこの感覚をあえて例えるのなら・・・

『ありとあらゆる感情に翻弄されながら自分史上最大にして最高の大冒険に挑む!』だろうか。うーん・・・イマイチだな。笑


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そして記憶が鮮明なうちに、この子育て1年目の中で意識していて、実践して?良かったなと思うことをここに残しておこうと思う。


●ミニモニはミニモニだよ。

私が保育士を10年以上経験して心底感じているのは、子供を「コドモ」という枠にひとくくりに出来ないこと。そりゃそうなんだけれど。意外と忘れてしまいがち。モチロン赤ちゃんも1人1人個性があって、赤ちゃんである前に人なんだよね。だから、赤ちゃんというフィルターを通して育てるよりもミニモニという人として尊重して子育てしていた。

尊重というのは、なんでも娘のいいなりになるという意味ではなく、ミニモニの個性や可能性をサポートする。という姿勢。母親は赤ちゃんの一番側にいて一番理解してあげられる、一番気づくことができる人。成長過程の速度もそれぞれだし、基準はあれど、私はさほど気にしていなかった。例えば、今ミニモニは1才だけれどまだ歩かないし、別にそれを急かすこともしない。だって、この10年私の勤務する保育園でハイハイでおはよう!ってくる3才児はいなかったもん。笑。でも、ミニモニはおしゃべりが上手だし、記憶力は私よりも凄い。こういう細かいことを気づける時って、ああ、私、ミニモニのお母さんだなって思うよね。


●メリハリは大事です。

新生児の時期を越えた3~4ヶ月位からは、意識的に「今は一緒に遊ぶ時間」「今は一人で遊ぶ時間」「今はママ以外の人といる時間」を作っていた。そうすることによって、ミニモニが早い段階で一人で遊べる訓練もできるし、母親以外の人を認識することによってミニモニの世界を広げることができる。母親と赤ちゃんってどうしても2人になりがちで、その小さな世界に住んでしまいがち。別に良いとか悪いとかではなく、24時間かかりっきりつきっきりの生活は大人同士でもやっぱり息が詰まる。だからこそ私はメリハリをつけて「今はめいっぱい一緒にあそぼう!」「今は一人で遊ぼう!」「今はママじゃなく、パパと遊ぼう!おばあちゃんと遊ぼう!ベビーシッターさんと遊ぼう!」と育てていた。

私の場合は旦那の両親のサポートや同じ保育士でミニモニをベビーシッターしてくれる人がいたりと環境に恵まれていたのは大きいけれど、それが難しいようなら、「一緒に遊ぶ時間」「一人で遊ぶ時間」のメリハリだけでも十分だと思うし、意識的にいろんなコミュニティの場に顔を出すのもとても良い事だと思う。


●ママがハッピーなことが最優先

これは、多少メリハリ・・・の部分にも影響するのだけれど。ミニモニは私がハッピーだと精神的にもとても安定するし、赤ちゃんは母親の幸せを何よりも望んでいる生き物だとミニモニの育児を通して実感した。確かにオトナ視点でも(極端な例ではあるけれど)、職場でいつもピリピリしていたり不安げな人と働くよりも元気でハッピーな人と一緒に働く方が何倍も楽しいし幸せだ。これは別にネガティブさを子供に見せるなという訳ではなく(見せてもいいと思う!ママはロボットじゃないんだし。)母親が自分自身を優先することがあっても全然言いと思うという話。「全部私が・・・」と育児を抱え込むと本当に辛いもの。貰えるサポートは素直に貰って、自分の心と体の健康をしっかり管理してあげる事が大事。母親と自分のバランス。


●パパもパパ1年生

ママがハッピーであることの最重要課題はここかもしれない。笑。ミニモニの育児と同時進行でどこまでパパをパパにできるか。私の場合はミニモニがラッチオンしてくれなかった為に、直接乳房で母乳をあげることが出来ず、哺乳瓶でのスタートだったのだけれど、哺乳瓶授乳での良かった点の1つに、パパを強制参加させることが出来たということ。笑。3時間おきの授乳では、例えば夜間授乳。夜9時は私の番、夜12時は旦那。夜3時は私・・・というルーティーンだったので、私は6時間弱の睡眠は確保できていたし、旦那が授乳の時は私は寝ているので何があってもパパの責任・・・おかげでパパは授乳もオムツ替えも、寝かしつけも本当に自然に習得してくれた。これは偶然が生んだ結果だったけれどミニモニには感謝しかない。まぁこれ以外にも課題は多々あるし、乗り越えたと思えばまた次の課題・・・と果てしない夫婦間でのパパママ一年生をなんとか切り抜けたけれど、もうこれは、夫婦が別のステージに入ったと思っていいのかもしれない。どうしてもお互い子供優先になりがちだけれど、きちんとパパママと夫婦のバランスも取っていかないとな・・・とお互いに頑張る日々です。


・・・とここまで書いたけれど、果てしない!書き出すとまだまだ出てきそう。

っていうかほぼ回想日記みたいになっていて他のパパママさん達が見ても何の役にも立たなそう!!!すみません!!!爆


ここにあげた事も1年目に限らず、子育ての中で常に意識してることだったりもするので、これからも誰の為にというわけでもなく、ランダムに思い立ったら備忘録的に書き連ねていこうかなと思います。


さて、もう寝なきゃ!