2019年11月27日水曜日
Vol.1 そして、母になる。
こんにちは赤ちゃん!と言ってからちょうど2ヶ月。やっとこうしてブログを少しずつ書けるほどの所まで来る事が出来た。1日が1日が未だかつてないほどの重みを持っていた2ヶ月だった。
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自分の子供を腕に抱きしめた日、「こんにちは赤ちゃん!」と言うよりも私から出た第一声は「あら、本当にいたのね!」だった・・・笑。そんな私が常々思うのは、
私は「きゃあぁぁぁあああ我が子可愛いィィぃぃいいい」的ハイテンションな母親でもなければ、泣き声が聞こえればババっとゆりかごに駆け寄りいちいちグーグル先生に検索しまくるナーバスな母親でもない。
私という生き物に+小さな生き物が付いた。という感覚で最初の1ヶ月は生きていた。
これには本当の所、自分でもちょっと驚いてしまった。「母親」という名称は、子供が生まれてからすぐに付く。でも、その「母親」という生き物は一体どこから現れるんだろう。
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「母性」がないわけではない。
オーストラリアでの海外在住を始めてから保育士歴も10年。今まで何百という子供をありったけの情熱と母性で愛してきた。
周りからも「モニカはいいお母さんになるよ」と散々言われてきた。そしてなんとなく、赤ちゃんが生まれれば、がっつりとその母親の世界に自分が心身ともに浸ることになると思い込んでいた。
それなのにいつまで経っても私の内なる「母親」は現れない。それに反して初めてのことばかりで状況に必死に追いついてゆく日々。ハッキリ言って困惑している余裕すらない。「実感」がないわけでもない。だって腕に抱く我が子は想像以上にリアル。身体能力面での育児は1日目からスパルタ。
カラダとココロに課せられた「母親」が枝分かれしてゆく感じがあった。
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そして2ヶ月経って思う。
そうか、「母親」ってだんだんと出来上がってゆくものなんだ。
こんな責任重大な大役に1日で到達出来るはずがなかったんだ。
新しく輝く小さな命と私の間に育まれてゆく絆。
この絆が私を「母親」にしていってくれる。
そう。この今正にこの1日1日を重ねて
そして、私は「お母さん」になるんだ。
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私「ママモニカ」と娘「ミニモニ」の日々。
不定期更新ですが、楽しんでいただければ幸いです。
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